フィットネスなんでもQ&A ― 指導現場の悩みと疑問に ベテランインストラクターが回答!フィットネスなんでもQ&A ― 指導現場の悩みと疑問に ベテランインストラクターが回答!

フィットネスに関する様々な疑問や指導上の悩みについて、第一線で活躍するベテラン インストラクターがお答えします。
(回答者:吉田 真理子/秦フィットネス研究所)

Vol. 012
相談:
主人の転勤で地方に引っ越すことになりました。 転居先でもインストラクターの仕事を継続したいと思っていますが、どのようにアプローチしたらよいのでしょうか?
回答:
とにかく、インストラクターとしての存在を知ってもらうこと!
待っているだけでは何も始まりません。

引っ越される場所にもよりますが、まずは近隣のスポーツクラブを探してオーディションを受ける。これが王道でしょう。

次に考えられるのは、公共のスポーツセンターに足を運んで係の人に相談してみる。公共施設の多くは、民間に業務委託されているケースが多いので、尋ねれば、担当者を紹介してもらえると思います。もしかすると、施設の入り口付近に「インストラクター募集」という掲示がされていたりする幸運に恵まれるかもしれません。もちろん、地元のタウン誌などの求人情報欄のチェックも忘れずに、です。

また、スポーツセンターであれば、まず、自らがメンバーとして参加してみて、レッスン終了後、先生に自己紹介し「こういうところでお仕事するにはどうしたらよいのでしょうか?」と相談してみるのも1つでしょう。地方にいくと、公募せずに、紹介でしか受け付けないというところもあるようです。単刀直入に当たってみることで、意外にすんなりと道は開けるかもしれません。

あるいは、上記の内容に通じる話かもしれませんが、その地域の“キーマン”を教えてもらって、まずはご挨拶をしておくなどの礼儀も実は大事。すると、いきなりレギュラーで活動することは難しいかもしれませんが、代行を務めるなどの機会は必ず巡ってくるはず。評判がよければ、それを突破口にレギュラーの座をつかむことだってできるかもしれません。代行を決して甘くみてはいけません。たかが代行、されど代行なのです。最初から欲張ってしまっては人間関係にも影響するので、謙虚さも忘れてはなりません。

また、地方に行くと、逆に手が足りなくて困っているというところもあるようです。もちろん、地域によってインストラクター事情というのはそれぞれ異なるので、そういう意味でもやはり、地域事情に精通し、信頼できて、かつなんでも相談できる人をいち早く見つけて、親しくなることが最も大きなポイントといえるかもしれません(笑)。

さらにいえば、FacebookなどのSNSを活用するのも有効です。特にそれぞれの地域で“顔が利く”方というのは、速効性の高いネットワークを大いに活用されていることが多いもの。ぜひ、仲間入りをさせてもらって、情報を共有するというのも、転居先で活動する秘訣かもしれません。まさに、「郷に入れば郷に従え」の教訓通りです。

本誌『ジャパンフィットネス』でも、「jF-wORK」(https://fj-work.jp)というフィットネス業界の求人・養成・セミナー情報サイトを運営しています。また、メルマガに登録すれば、月曜から金曜日まで常に新鮮な情報が手に入る。したがって、こういったネットワークはインストラクターには欠かせない情報源として、大いに活用すべきではないかと思います。

これ以外には、自らのサークルを立ち上げるという手段などもあります。例えば、町内会の協力を得た上で、地元地域の掲示板に「〇月〇日、△△公民館で健康体操教室を開催します!」と案内するなど、小さな活動からスタートしてみるのもよいのではないでしょうか。

とにかく、インストラクターとしての存在を知ってもらうこと。待っているだけでは何も始まりません。知らない土地では、積極的に仕掛けていき、顔を売っていくこと。すべてはそこから始まるのです。

取材・構成/光成 耕司(彩光舎)

■回答者: 吉田 真理子さん (秦フィットネス研究所)
吉田 真理子さん
〈よしだ・まりこ〉 秦フィットネス研究所 所長。NPO法人フィットネスビューティ100代表理事。「長生きストレッチ」考案者。健康運動指導士。日本フィットネス協会エアロビクスダンスディレクター・エグザミナー・ADI。医療施設のメディカルフィットネスチーフ、企業フィットネス責任者、中高年フィットネス指導、インストラクター養成コース担当などを経験した後、フリーとして独立。シニアフィットネスの専門家であり、女性の運動不足、カラダの痛みを解消するフィットネスディレクターとして活躍するインストラクター&パーソナルトレーナーである。

*本記事は、「月刊ジャパンフィットネス」 2016年11月号に掲載された内容を基に構成しています。

*本シリーズは現在(2018年10月)も好評連載中です。ぜひ最新号もご覧ください♪

*回答者のプロフィールは、掲載当時のものです。

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