フィットネスなんでもQ&A ― 指導現場の悩みと疑問に ベテランインストラクターが回答!フィットネスなんでもQ&A ― 指導現場の悩みと疑問に ベテランインストラクターが回答!

フィットネスに関する様々な疑問や指導上の悩みについて、第一線で活躍するベテラン インストラクターがお答えします。
(回答者:吉田 真理子/秦フィットネス研究所)

Vol. 020
相談:
インストラクターとして、
ファッションにはどのくらい気を遣えばよいのでしょうか?
回答:
もちろんセンスのよさも感じさせたいところ。
身体が資本なので機能性も重要ですし、おもてなしの心も忘れずに!

現在のスタジオプログラムは、音楽と振り付けとがあらかじめ決められているプレコリオが主流をなしているといっても過言ではありません。なかには、ウエアまですべてパッケージで決まっているレッスンもあるほどです。「このレッスンには、このTシャツを身に付けて指導に当たってください」と。このようなケースでは、企業でいうところの、制服のようなものですので、かえって気が楽かもしれませんね。

でも、インストラクターを務めるくらいであれば、ファッションにもそれなりに気を遣いたいもの。お客様のなかに混じってしまうと、一体、誰がインストラクターなのかわからないというのではやはり寂しいものです。決して華やかである必要はありません。が、「さすが先生!」と、着こなしにもセンスのよさを感じさせたいところです。

ただ、フィットネスのファッションにも、その時代時代において流行があります。1980年代には当たり前だったハイレグにレッグウォーマーという姿で指導している方は、今ではもう皆無ではないでしょうか。もはや、それは都市伝説化してしまっているほどです(笑)。現代の若い人たちから見れば、なんと奇抜な…と思われるかもしれませんね(笑)。

当時は、フィットネスクラブの査定のなかに“ファッション”チェックという項目もありました。あるいは、養成コースのなかで厳しく指導されたことなども、今では懐かしい思い出です。

例えば、身体にフィットしたものを上下とも着用するよう指導されたことも、その1つ。なぜなら、膝が曲がっているかいないかなど、身体部位の要所要所のポイントがメンバーに分かりやすいからです。

しかしながら、現在では、そういうことをうるさくいわれることはほとんどなくなりました。ぶかぶかスウェットパンツをはいていても、膝が曲がっているかどうかくらいは判断できますからね。

では、現代の主流はというと、Tシャツもしくはタンクトップにスウェットパンツ…。露出も少なく、比較的控えめなのが特徴。あるいはスパッツの上に、短パンをはいたりなどしてコーディネートしたランニングスタイルもよく見かけます。

また、身体がシェイプされ、しっかりと出来上がっているインストラクターのなかには、あえて腹筋を主張するためにタンクトップよりも露出度の高いトップスを意識的に着用している方も多いようです。特に格闘技系エクササイズを指導される方の場合には、割れている腹筋はメンバーにとって、憧れの“的”でもありますからね。

現代版フィットネスウエアのもう一つの特徴として見逃してはならないのは、機能面の充実ぶりです。

特にベテランの域にさしかかってくると、長年にわたり脚を酷使しているので、機能面でサポートしてくれるスパッツをはくと、もうそれ以外のものははけなくなってしまいます(笑)。

実は、私自身もスパッツに関しては、ファッション性よりも機能性のほうを優先して活用しているところです。やはり、インストラクターは「身体が資本」ですからね。

また、連続してレッスンがある場合には、おもてなしの心をもつという意味でも、いくら機能面に優れているからといって、同じウエアをそのまま着用するのは、衛生面からもできるだけ避けたいものです。

取材・構成/光成 耕司(彩光舎)

■回答者: 吉田 真理子さん (秦フィットネス研究所)
吉田 真理子さん
〈よしだ・まりこ〉 秦フィットネス研究所 所長。NPO法人フィットネスビューティ100代表理事。「長生きストレッチ」考案者。健康運動指導士。日本フィットネス協会エアロビクスダンスディレクター・エグザミナー・ADI。医療施設のメディカルフィットネスチーフ、企業フィットネス責任者、中高年フィットネス指導、インストラクター養成コース担当などを経験した後、フリーとして独立。シニアフィットネスの専門家であり、女性の運動不足、カラダの痛みを解消するフィットネスディレクターとして活躍するインストラクター&パーソナルトレーナーである。

*本記事は、『月刊ジャパンフィットネス』 2017年3月号に掲載された内容を基に構成しています。

*回答者のプロフィールは、掲載当時のものです。

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