フィットネスなんでもQ&A ― 指導現場の悩みと疑問に ベテランインストラクターが回答!フィットネスなんでもQ&A ― 指導現場の悩みと疑問に ベテランインストラクターが回答!

フィットネスに関する様々な疑問や指導上の悩みについて、第一線で活躍するベテラン インストラクターがお答えします。
(回答者:吉田 真理子/秦フィットネス研究所)

Vol. 024
相談:
10年前にエアロの短期養成を修了後、自信がなくてペーパーイントラに。
再度勉強し直し、今になってオーディションを考えています。
指導歴なし、40歳前。不採用にならないか心配です。
回答:
不採用となってしまう不安は誰にでもあります。まず一歩を踏み出すこと。
現在の状況をしっかり把握するためにも、試運転期間を設けてみるのもよいでしょう。

この10年間は、ほかのお仕事をされていたのですよね、きっと。本業のほうが忙しくて…ということであれば、「自信がなくて…」と思い悩む必要などないと思います。

もしかすると、ご両親の介護等でブランクを余儀なくされたのかもしれません。

そうではなくて、悶々と悩み続けた10年間だったのであれば、それは明らかに後悔しているということでしょう。ご本人の立場になれば、この間のブランクは確かに不安になるものです。でも、新たな一歩を踏み出そうという勇気が湧いてきたのですよね?

仮に10年間、オーディションに落ち続けているというのであれば、「それはちよっと…」ということになるかもしれませんが、まだ一度もチャレンジしていないうちから尻込みしていては、物事は前に進みません。

したがって、まずはあなた自身が“背水の陣”を敷くことができるか否かにかかっているといえるでしょう。

オーディションに不採用となってしまうという不安は誰にでもあります。ベテランでも不採用になるし、養成コースを出たての新人さんでも受かったり落ちたりとさまざまでしよう。日々、受験勉強に取り組んでる受験生しかりです。

ただ、そこには「ご縁」という不思議な巡り合わせもある。例えば、相手の求めている条件とこちらの希望する日時とが合致したことによってすんなり決まるケースなどもあったりするのです。だからこそ、最初から尻込みなどせず、失敗を恐れずにチャレンジすること。あなたの自信のなさは、相手の目にも心にもしっかり映るものですからね。

ところで、スポーツクラブには通われているのでしょうか? メンバーとして今もエアロビクスを楽しんでいるのであれば、現在の傾向というのはなんとなく肌で感じることができると思います。したがって、その分、私にはアドバンテージがあるというくらいの気持ちで自信をもって臨みましょう。もちろん、自信が過信にならないように注意しなければならないことはいうまでもありませんが…。

もし、そうでないのならば、10年間のブランクはやはり大きいもの。やはり一からのスタートというつもりで臨んだほうがよいでしょう。10年前と今とではプログラムの傾向はもちろん、スポーツクラブの考え方やメンバーの年齢層など、さまざまなことが変わってきていますからね。

そこで、現在の状況をしっかり把握するためにも、試運転期間を設けてみるのもよいでしょう。例えば、公共の施設などで展開している介護予防教室などでは、参加者が多い場合、インストラクターひとりでは全体を掌握しきれないため、アシスタントを募集したりしています。

いってみれば、アシスタントという立場からインストラクターの仕事を学ぶというスタンスですね。現場において実践的な活動に関わることができるという意味では、度胸もつくでしょう。

あるいは、再度、あなたの目標に合致する養成コースに入り直してみるのも一つでしょう。すると、当然、現在の傾向はわかるし、オーディション情報の入手にもつながるはずです。

いずれにしても、思い描いた夢の実現には、まず一歩を踏み出すこと。なにもしないうちから思い悩んでもしょうがないことです。

取材・構成/光成 耕司(彩光舎)

■回答者: 吉田 真理子さん (秦フィットネス研究所)
吉田 真理子さん
〈よしだ・まりこ〉 秦フィットネス研究所 所長。NPO法人フィットネスビューティ100代表理事。「長生きストレッチ」考案者。健康運動指導士。日本フィットネス協会エアロビクスダンスディレクター・エグザミナー・ADI。医療施設のメディカルフィットネスチーフ、企業フィットネス責任者、中高年フィットネス指導、インストラクター養成コース担当などを経験した後、フリーとして独立。シニアフィットネスの専門家であり、女性の運動不足、カラダの痛みを解消するフィットネスディレクターとして活躍するインストラクター&パーソナルトレーナーである。

*本記事は、『月刊ジャパンフィットネス』 2017年5月号に掲載された内容を基に構成しています。

*回答者のプロフィールは、掲載当時のものです。

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