[2014年5月特集インタビュー]

ヨガ・ピラティス・ボディーワーク系 養成コース主催者や担当講師6名に訊く「Q&Aとメッセージ」

武田 淳也さん

Pilates Lab (ピラティスラボ)

武田 淳也さん (Junya Takeda)
医師、日本体育協会公認スポーツドクター、整形外科認定専門医・スポーツ医、日本ピラティス研究会会長、日本のピラティスの第一人者。
米国にてピラティスと出会い学び、Polestar Pilatesコンプリヘンシブ(総合)コースエデュケーターとして国内第一号認定。医師としては世界初。現在、ピラティスを正しい身体の使い方のための「カラダ取説」(徳間書店)として、一般の方々への普及も努める。
  • Q 1  養成コースのプログラムと内容について

     月に1度、2日間×7回のスケジュールで学びます。Polestar Pilatesの原理原則に始まり、呼吸、姿勢、動きの評価方法、エクササイズの実施・指導方法、動きの禁忌事項、問題点抽出、エクササイズのプログラミング、適切なキューイング(声の掛け方・触り方など)、ピラティスを実施、指導する上で必要な内容を網羅しています。フィットネスインストラクターと医療従事者が一緒に受講する総合コースを修了する頃には、インストラクターも医療従事者と共通言語でディスカッションができるようになります。

  • Q 2  卒業生の活動状況について

     独立を視野に入れて受講される方が多いので、ご自身でスタジオを開かれる方も多いです。また、「メンター」というPolestar Pilates受講生を指導する側になるべく、さらに上をめざしトレーニングを継続する方もいます。そしてリハビリコースの卒業生には、自分の勤める病院に本格的な器具(エクイップメント)を導入し、保険診療でのリハビリにピラティスを取り入れている方も増えてきています。

  • Q 3  これからインストラクターをめざそうとしている方にメッセージ

     Polestar Pilatesは創始者が理学療法学博士であり、世界50ヵ国以上で実施されています。また、リハビリのレベルが世界トップクラスであるオーストラリアで政府から認められているピラティス3団体の一つで、唯一日本で学べるのがPolestar Pilatesです。また、他団体のピラティス資格を取得した後に、Polestar Pilatesを勉強される方が増えています。その専門性と信頼性は他に勝るものはないと自負しております。ピラティスをこれから始める方にも、ピラティス指導経験者にも、きっと満足していただける内容になっております。

田所 直美さん

ファミリーヨガ

田所 直美さん (Naomi Tadokoro)
2005年ファミリーヨガ指導者養成コース、操体法履修。2009年上級コース履修。
健康運動指導士として地域の健康づくり、介護予防事業などで高齢者向けヨガや健康ヨガを行う他、ママのためのヨガ教室や女子力アップヨガなどを行なっている。
  • Q 1  養成コースのプログラムと内容について

     半年かけて、ヨガの歴史からはじまり、ヨガ哲学・アサナ・呼吸法・食事法・判断食など実体験を通して身につけていけるプログラムです。日本の文化や生活にあわせたヨガ、沖正弘先生の沖ヨガに、主宰の石井三郎先生のほぐし動作が加わり、どこか懐かしく、生活の中で深めていけるヨガです。
     身体は息・食・動・考え方・環境で、できているという考えをもとに、個々の体質体調にあわて物事、身体を観ていく練習をしていきます。陰陽を用いた食事法・手当法・視力や腰痛改善など症状別のヨガ・マタニティーヨガ・美容についての内容も組み込まれていますので幅広くヨガも学びたい方にお勧めです。
     石井三郎先生のほぐし動作は、身体が硬い方でもポーズが行いやすくなり、準備体操や高齢者の方へのヨガ指導、身体のケアとしても活用できます。ヨガの指導員としての心構えや個々人にあわせて動きや食事もアドバイスもしてくださり指導員としての身体づくり、気持ちも養うことができます。

  • Q 2  卒業生の活動状況について

     ほとんどの方が卒業後、スポーツクラブやサークルでヨガの指導を行っています。自分の教室を持たれている方もいます。操体法や症状別ヨガ、手当法の内容が含まれているので、治療院や施術をされている方の受講や高齢者施設で勤務されている方の受講も最近は増えてきている様です。

  • Q 3  これからインストラクターをめざそうとしている方にメッセージ

     自分自身が実践して得たことは、言葉に説得力があります。それを35年にわたり教室でヨガをお伝えしている先生から感じさせていただきました。養成コース中は座学と実技、そして日頃の生活から沢山の体験、体感ができます。学ぶこと、知ることが楽しくなります。楽しいもの、良いものを是非自分の身体を通して、まわりの皆さんへ広げてください。自分もまわりも気持ちよく楽しいレッスン、つながりができると思います。
     身体が硬くても、苦手な事があっても大丈夫です。その人のヨガが完成できると思います。

佐藤 史一さん

Pilates Alliance (ピラティスアライアンス)

佐藤 史一さん (Fumikazu Sato)
大手フィットネスクラブでのエアロビクスインストラクターとして活動後、2001年ピラティスと出会い、ピラティスの素晴らしさに感動し、ピラティスインストラクターを目指す。
4人のメンバーとピラティスアライアンスを設立。
現在では1ヵ月に150本以上のピラティス指導を行っている。
  • Q 1  養成コースのプログラムと内容について

     ピラティスアライアンスでは米国カリフォルニア州に本社を置くMad Dogg Athletics社が管理するPeakPilatesとホスト契約を結び、PeakPilatesの養成コースを構築した海外講師から直接指導を受け続ける日本人講師が指導するプログラムです。「何を教えるかではなく、いかに教えるか」というPeakPilatesの理念通り、コース期間の中で徹底的にピラティスの指導方法を理解し、どのように生徒にピラティスを伝えていくかを学びます。

  • Q 2  卒業生の活動状況について

     ピラティスマシンを使用してのコース(PPC1)を修了された方はピラティススタジオやスポーツクラブでのパーソナルレッスンや、自宅でのレッスンを。また、マットコースを修了された方もスポーツクラブでのグループレッスンを始め、公共施設などで数多くのレッスンを担当したりと、皆さん幅広い活動をされています。
     また、近年では養成コースを卒業し、長年ピラティス指導を続けた方が次期養成コースを担当するトレーナーになるための取り組みも始め、ピラティス指導者としてのステップアップものぞめます。

  • Q 3  これからインストラクターをめざそうとしている方にメッセージ

     日本には数多くのピラティス養成コースがあります。その中のどこで学ぶことが自分に一番合っているかを知ることがとても重要です。色々なピラティスを実際にご自身で受けてみて、「ここの団体のピラティスを学びたい!こんな指導者になりたい!」そんな自身の目標とするピラティスを見つけることから始めてみてください。
     当スタジオでも定期的に開催していますが、各団体が主催している無料説明会や体験会に行かれるのも良いかもしれませんね。
     ピラティスインストラクターになって、もっと多くの人にピラティスを広めていきましょう!

治面地 順子さん

ジェイ・コミュニケーション・アカデミー

治面地 順子さん (Junko Jimenji)
(株)ジェイ・コミュニケーション・アカデミー 代表取締役・成城大学・慶應義塾大学卒・日本大学大学院情報処理学科人間科学専攻修了・筑波大学大学院体育研究科修了・健康保険組合連合会メンタルヘルスコンサルタント・国際ストレスマネジメント学会日本支部評議員・ヨガ師範・AFAA JAPANプロバイダー
  • Q 1  養成コースのプログラムと内容について

     アルファビクスは企業のストレスマネジメント研修プログラムとして考案された運動でアルファ波状態に導く音楽に合わせ、腹式呼吸をしながらゴムバンドをゆっくり引っ張りながら行います。運動パターンは肩凝り解消や腰痛予防、スクワット、腹筋の運動など誰でも行える運動で構成されています。養成コースでは腹式呼吸法やこれらの運動パターンを習得し、1レッスン1時間の指導ができる技量を身につけていただきます。アルファビクス概論や運動生理学、解剖学など指導者として必要な知識も学びます。
     アルファヨガは一般的なハタヨガをアルファ波状態に導く安静時の心拍数に準じた1分間60拍4分4拍子音楽に合わせて4拍のリズムで行います。ヨガのポーズも基本の動きの優しいポーズで構成されていますので、身体の堅い方でも無理なく行えるヨガです。養成コースでは腹式呼吸法やヨガのポーズを習得し、1レッスン1時間の指導ができる技量を身に付けていただきます。ヨガの歴史や運動生理学、解剖学など指導者として必要な知識も学びます。

  • Q 2  卒業生の活動状況について

     企業のストレスマネジメント研修のプログラムとして考案されたアルファビクスは心と身体をリラックスさせながら、ゆったり行う運動なので、誰でも無理なく行えます。企業の研修講師やスポーツクラブ、カルチャースクール、サークル活動などいろいろな場所で指導ができます。また、妊婦向けのプログラムは産婦人科で、高齢者向けのプログラムは高齢者センターや介護施設にも導入されています。アルファビクスは活動の幅が広いことと受講生も指導者も年齢の幅が広いのが特徴です。現在78歳のインストラクターも活躍しています。

  • Q 3  これからインストラクターをめざそうとしている方にメッセージ

     2020年には65歳以上の人口が半分を超えるという超高齢化社会に突入する日本にとって、医療費削減のためにも、それぞれ一人一人が自分の健康を守っていくために運動が不可欠です。歩くだけでなく全身運動が必要です。アルファビクスは何歳になっても指導者として活躍することができます。自分自身の健康維持、増進のためにも、家族や地域社会、ひいては日本の健康を支えていく気概を持ってインストラクターとして活動をしてくださることを望みます。また、日本だけでなく世界に向けて発信しアルファビクスを広めてくださることを期待します。

中村 尚人さん

F-R Pilates

中村 尚人さん (Naoto Nakamura)
(株)P3代表取締役、(一社)日本ヘルスファウンデーション協会 代表理事、理学療法士・Polestar Pilates Rehab修了・RYT200・ヨーガ療法士。理学療法士免許習得後、大学病院・クリニック・老人保健施設等で臨床を経験する。クリニックへの転勤を機にヨガに出会いインストラクター資格を取得、その後ピラティスの国際ライセンスも取得。書籍やDVDなどの著作・監訳など多数あり。
  • Q 1  養成コースのプログラムと内容について

     ファンクショナルローラーピラティス(F-R Pilates)は中村尚人が考案した、フォームローラーを用いた実用的なピラティスメソッドです。
     解剖学・運動学を根拠にピラティスのエクササイズをより正確に、アスリートレベルまでの幅広い応用範囲と、フォームローラーのみを用いる手軽さが特徴です。
     ベーシックインストラクター・ミドルインストラクター・アドバンスインストラクターと3段階でスキルアップし全てのコースを終えるとインストラクターを養成するマスタートレーナー講座を受講することが出来ます。

  • Q 2  卒業生の活動状況について

     ファンクショナルローラーピラティスクラスを各地スタジオにて提供(八王子市・市原市・川口市・沼津市など)。またマスタートレーナーは本部の東京・八王子TAKT EIGHTをはじめ、渋谷区の東京体育館、岡山市のザ・スウィートスタジオ、名古屋市のBody Facilitation Studio Element 5、神戸市のSkywalkにて養成コースを開催中です。

  • Q 3  これからインストラクターをめざそうとしている方にメッセージ

     いま皆さんが提供しているエクササイズは、
     ・エクササイズのためのエクササイズになっていませんか?
     ・医学的に理にかなったものですか?
     ・歩きなどの日常動作に変化を与えるものですか?
     ・自分自身も実際に行っているエクササイズですか?
     FRPでは、理学療法士がまとめた運動学、解剖学的に理にかなった結果の出るエクササイズが指導できるようになります。マットエクササイズの手軽さとイクイップメントエクササイズの応用性を兼ね備えた日本発の新しいピラティスメソッドを手に入れてみませんか。

大江 清一朗さん

骨ナビアカデミー

大江 清一朗さん (Seiichiro Ooe)
BLUESKYヨガスタジオ代表。日本体育協会公認アスレティックトレーナー、ヨガインストラクター、鍼灸按摩マッサージ指圧師、健康運動実践指導者。プロ野球選手を目指して野球漬けの毎日を送っていた中、大学時代にパーソナルトレーナーの仕事を目の当たりにし身体操作の世界に興味をもち、この世界に。骨ナビインストラクター養成コース2013年夏期卒業。現在は、骨ナビディレクターとして、養成コースのアシスタントを務めている。
  • Q 1  養成コースのプログラムと内容について

     骨ナビ(ホネナビ)指導者養成ベーシックコースは2日間の短期集中講座です。 “生涯使える”正しい骨・関節の使い方や歪ませない・効率のいい賢い身体の使い方を学びます。1日目は、骨ナビの基本概念、骨ナビ体操を中心に、2日目は、骨・関節を連動させた効率のよい身体の使い方、骨ナビブレス(呼吸法)を学びます。ロコモティブシンドローム対策等、高齢者指導に必修の講座です。また、不調をかかえている多くの指導者には、生涯の財産となります。実は、身体を歪ませない技術=最大のパフォーマンスをあげる技術に、気づいてる人はまだごく僅かですね。

  • Q 2  卒業生の活動状況について

     私自身は、骨ナビ指導者養成を受けてすぐに、自身の経営するスタジオで10名程度のワークショップを6回開催しました。その後は、整体のお客様の日常ケアとしてお伝えしたり、パーソナルトレーニングでも骨、関節の動きを指導に加えていきました。現在はスタジオの通常レッスンに骨ナビの考えをふんだんに入れた『骨ナビヨガ』というクラスを作りダンスの先生やヨガインストラクターをはじめ高齢者まで通っていただいております。

  • Q 3  これからインストラクターをめざそうとしている方にメッセージ

     骨ナビを学べば、すべての運動の基礎が身につきます。
     自分自身の身体に対する理解を深めることができます。
     もちろん、健康第1のインストラクーの方にとって最高のセルフケアの方法となります。
     お客様にも無理なく安全に取り組んでいただけるので、指導の幅は抜群に広がります。
     資格取得後のサポートが充実しているので、安心して骨ナビの世界に飛び込んでみてください。沢山の目から鱗が待っていますよ。

*本ページの内容は、「月刊ジャパンフィットネス」 2014年5月号特集より抜粋してご紹介しています。

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